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次元の違い

僕が中学生の頃、ジュニアオリンピックには「指定大会」ってあったのだろうか?記憶では、エントリー締切日までに標準記録を突破すれば参加できてたような気がするけど、勘違いだろうか?

中学時代、僕は締め切りぎりぎりの記録会で走り高跳びの参加標準記録185cmの高さのバーを、揺らしながらもなんとか越えて、国立競技場でのジュニアオリンピックに出場した。中学3年の秋、当時の身長が167cm58キロだったかな。(身長は多少伸びて止まったのに、体重は現在も大幅な記録更新を続けている・・・・)

国立競技場には、全国からその185cmの標準記録を越えた選手が集まっていた。当時の中学記録が200cmくらいだったと記憶している。予定では国立競技場のピットで「ここで東京オリンピックがあったんだ~」と感慨にふけるつもりだったけど、それはできなかった。そんな余裕は無かった。

高跳びなどの跳躍種目は「バネ」と称するもので競技に臨む。一日にそのバネを使える回数が決まっている。というか、何度か跳んでいると徐々にジャンプ力が無くなっていく。だから自分の記録の限界点近くにその体力の頂点を迎えるように、試技数を計算して臨まなければならない。僕も低レベルながら、自分の経験から意識していた。

当時の地方大会ではレベルも高くないので、スタートは150cmくらいから始まっていた。僕の場合いつもは165cmから試技を開始、10回跳ぶのが限界だろう?という計算だった。ところがそんな計算なんか、全国大会では通用するはずもなかった。審判員の方から「練習は175cmにバーを置いてやります。その後、本試技は180cmから開始します」と説明があった。

実はそれまで180cmは2回くらいしか越えたことしがなかった。また、本試技の180cmを跳べないと、せっかく田舎から東京まで何時間もかけてきて泊まって「記録なし」ということになる。

練習すらほぼ自分のベストに近いところから始まるわけで・・・さすが全国大会は・・と感じた。

結果、練習試技では一度も175cmは跳べなかったけど、本番の180cmは2回目の試技で運よく越えることができた。しかしそれが限界だった。

先日、愛媛県出身の村上選手が槍投げで世界陸上銅メダルという快挙を成し遂げたが、それはなかなか想像できない次元の違う世界。

選手は 地区→県→地域→全国→世界 と、頂点を目指していくのだけど、時間をかけて頑張れば登れる山とは違って、個人が生まれ持った才能や体力や資質によるものが大きいから、上に進める人は限られる。最初は足が届いていたはしご段の間がだんだんと広くなっていって、最後は足の短い人は届かなくなるって感じかな。

週末は次男のジュニアオリンピック選考会。

どう贔屓目にみても記録での全国大会出場は無理だろう。また、順位での出場も同年代に段違いに速い選手がいるし、持ちタイムで次男より速い選手が23人いる。ただ、そのレースに出場してスタートラインに立つことはできるし、自己記録更新を目標に気合を入れることはできる。親としてもそれを見届けたり、応援していることを見せることはできる。

村上選手と次元は全然違うのだけど、その場所にいればチャンスはゼロではないと思う。

まずその場所にいることが大切だと思う。

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